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​インタビュー記事  Vol.1

Y.O 東京女子医科大学 医学部医学科5年

Q1. 海外での経験について教えてください。

  中学2年生の時に、通っていた日本の学校を一旦やめて、急遽親の仕事の関係でアメリカ(ボストン)の現地校へ通うことになりました。渡米した当時の私は英語が得意ではありませんでした。というよりも、得意かどうかもわからないくらい英語を知らない状態で渡米しましたが、たくさんの英語を毎日浴びる生活を経験したことで、帰国後は英語への苦手意識や嫌悪感をもたずに過ごせるようになりました。日本に帰ってきてからは、自分から英語を耳に入れるように心がけて、少しでも忘れないようにしようと思ってはいたのですが、英語の勉強が特別好きというわけではありませんでした。

  大学2年の夏休みにスタンフォード大学へ行く医学プログラムに参加しました。正直、中学でアメリカに行った時大変なことも多かったので、大学で留学にどうしても行きたいとは思っていませんでしたが、Team Medicsで出会った友人や先輩などに誘われたことで参加しました。しかし、行ってみると楽しく、この研修への参加をきっかけに再び英語に興味を持つようになりました。また、以前より自分から英語に触れるようになり、楽しいとも感じるようになりました。

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Q2. 今の大学でやっている英語教育で足りないと思うことはありますか?また足りない部分をどのように補っていますか?

  実際に英語を使って話す機会が圧倒的に少ないと思います。学校では英単語のテストもあり、英語の授業もカリキュラムにありますが、大勢の中で英語を聞いているだけで、自分から話すことは少ないです。そのため、自分から発信することが足りないと感じています。自分から積極的に英語に触れたり、大学以外で英語を話す場に参加したりするよう心がけることで、この不足を補うのが良いと感じています。

Q3. 学生のうちに留学に行く意義、利点はどのようなものがありますか?(医療系学生として)

  中学のうちに海外に行くのは当初は嫌でしたが、後々考えるととてもよい経験になったと思います。特に、子供たちの日常会話に溢れている現地校に通えたことが結果的によかったです。最初は受け身でしたが、耳も英語に慣れ、徐々にコミュニケーションを取れる喜びを感じられました。

  スタンフォード大学には深く考えず、先輩や友人に誘われたのをきっかけに行きました。自分の意志というよりは、周りに流されて行った面もあったのですが、行ってみたらすごく良かったです。そこでしかできない経験ができたし、いろんな人に出会って刺激をもらえました。なんてことないきっかけを断らずにトライしてみることで、それをチャンスに変えられることがあるんだと学ぶことができました。学生(しかも低学年)でスタンフォード大学に行ったことの良かった点としては、同じ場にいる先輩や先生にどんどん質問して吸収て、これから先の自分の学生生活の中で目標や過ごし方を変えていけることだと思います。その面に関しては、まだたっぷり時間がある低学年のうちに行って良かったことだと感じています。

Q4. 留学受け入れ先から求められている学生の能力は何だと思いますか?

  スタンフォード大学に申し込んだ時に「スキルよりパッションが必要」と同プログラム経験者に言われました。留学中は質問された時に何か

話さないといけません。日本人は手をあげる前に躊躇してしまいがちだけれど、思い切って自分から発信して意見を言う能力が大切だと思います。正解を言おうとしなくていいし、英語が拙くてもいいから、自分の意見を発信しようとする姿勢が大切だと思います。

Q5. 留学後、日本にいながら心がけるべきだと思うことは何ですか?

  案外留学に行ったことある人は多いので、そういう人を探して英語を喋る機会を増やすと良いと思います。また、テレビを英語で見るなど自分から英語を耳に入れる機会を作るように心がけました。中高生の初めの頃はディズニーなどを観て、だんだんニュースを観るようにするなど少しずつステップアップしました。今はアプリで移動中に聴けるものもあるので、活用すると良いと思います。

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Q6. 留学前後でMEDSの経験が活かせたことはありますか?

  1年生のとき、大学の同級生に誘われてTokyo MEDSに初めて参加しました。内容は難しくてよく分からなかったけれど、とにかく新鮮で面白いという感覚だったのを覚えています。自分の大学では出会わないような、海外への視点や将来像を持った人に出会えたことも、魅力的だと感じました。その後、当時の代表にたまたま声をかけられたことをきっかけに定期的に参加するようになり、スタッフとしても活動しました。留学もTokyo MEDSで仲良くなった同大学の先輩に誘われたことが行くきっかけになりました。これらの経験を通じて、ふとしたきっかけにトライしてみることで、それをチャンスに変えられることがあるんだと再認識しました。

  また、もともと大勢の前に出たり初対面の色々な人のいる場で話したりするのが得意ではありませんでしたが、Tokyo MEDSで出身も大学も違う色々な人と交流することで慣れることができました。スタッフとして人前で話したり、みんなで協力して何かを企画する機会も多く、それがいい経験になったと感じています。留学先でもそれを生かせたことが多かった気がします。

  留学後においても、Tokyo MEDSには私と同じプログラムや、その他の海外研修やホームステイに行ったことのある人がたくさんいるので、帰国後に自分にも通じる話をたくさん吸収でき、いい刺激をもらえていたと思います。

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